こどもたちの成長を一緒に喜び合える学校づくりを目指して

みなかみ町立藤原小学校長

松原 孝志

 藤原小学校Webページをご覧いただきありがとうございます。

 

 平成20年度から藤原中学校と小中併設校としての教育活動を実践してきましたが、令和3年度末で中学校が閉校いたしました。そのため、令和4年度から、小学校生活の指針を以下のとおりとして運営を進めています。

                     

【具体目標】○温かく接する子  ○深く考える子  ○強い体をつくる子  「深く 強く 温かく」

 

【スローガン】 チャレンジ! 励ます、ほめる、感謝する!

 

 県内最小の小学校である藤原小学校を卒業すると、子どもたちは広い世界に羽ばたくことになります。大きな社会に出ても、ふるさと藤原と自己に誇りをもち、よさ・個性をしっかり発揮してくれることを願い、「自己肯定感の醸成」を経営の重点としています。 
 また、具体目標を3つ掲げ、「深く 強く 温かく」を合い言葉としています。このうち、「温かく接する子」を重点目標としています。「温かく接する」の対象は、友達などの他者に限らず、自分自身も含んでいます。スローガンにあるとおり、何かにチャレンジするとき、「がんばろう」「自分なら最後までできる」「感謝の気持ちを伝えよう」と自他共に温かく接して、様々なことに挑戦させることで自信をもたせ、「自己肯定感の醸成」に繋げたいと考えています。
 温かい心をもたせることで、「深く考え」て身に付けた学力と、鍛えた「強い体」を、自分自身や周囲の人達、ふるさと藤原のために生かせる子どもたちを育成したいと考え、こうした学校教育目標を設定しています。


 また、昨年度より、コミュニティ・スクールとしての歩みも始まっています。児童数5名と極小規模校の藤原小学校では、学校だけで全ての教育活動を充実させるのは、たいへん難しくなっています。藤原地区の皆さまの、知識・経験・時間、そして学校への深い愛情を貸していただき、「地域とともにある学校づくり」の実現を目指しています。その中で、地域の伝統・文化や地元のよさを、子ども達が学ぶ事を通して、ふるさと藤原を愛する心を醸成していきたいと考えています。また、地域のお力をお借りするだけでなく、地域の方に学校を活用していただき、「藤原中央公民館」として機能することで「学校を核とした地域づくり」にも貢献していきたいと考えています。

 地域の皆様とともに、藤原の宝である子どもたちの成長を、児童・学校・保護者・地域で一緒に喜び合える学校づくりを行っていきたいと思います。引きつづきご協力の程お願いいたします。